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あとがき(更新順)
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あの青はもういない / レオーネ・アバッキオ / 5部

もしも息を吹き返したのなら……という拙宅らしくない生存シリーズです。アンケートの願望部分を参考にしました。三角関係・強引に迫られる・片思いをする・される! と詰め込み気味です。
映画「リリーのすべて」のマティアス・スーナールツ並に傍で辛抱強く寄り添ってくれるアバッキオがいてもいいなぁと思い、プラトニックなアバッキオを目指していたのですが、そんな設定も最後に弾け飛んでしまいました。キス・強引・壁ドンと王道ですがまた書きたいです(笑)
そして女泣かせで格好いいミスタが、どうしても何度でも書きたくなってしまうのです……

人の子ふたり / レオーネ・アバッキオ / 5部

チームの仕事がない間、一人きりの時、アバッキオはどうやって苦しみを紛らわせているのか……そう思った時に『埋み火』とは真逆の、快楽に依存しようとしてしまうアバッキオもいるのかもしれないと思い、この話ができました。逃避行動への罪悪感からまた上手く行かず、いつも愛想を尽かされてしまう。そこから抜け出せた時に、ふと人を好きだという感情を思い出すアバッキオがいて、それをゆっくり理解してくれる人がいたらいいなぁと思いました。

裏庭のしっぽたち / レオーネ・アバッキオ / 5部

サルデーニャ編を読み返した時、このアバッキオなら生きていけるはずだ。そう思ったのが始まりでした。決意するまでの過程ではなく、心を取り戻してからの、今まで遠ざけてきた人間性を拾い集めていくアバッキオの、幸せで笑ってしまえるような話を書きたいなぁと思いました。と言いつつも、犬と戯れたり、「ご褒美をやる」と、笑いながら「馬鹿か」と言うアバッキオが書きたかっただけです……アバッキオの心が穏やかであれば、それがご褒美なのです……

踵の10センチ / グイード・ミスタ / 5部

冒頭の映画は『キューティ・ブロンド』で、イタリアでは2002年3月8日公開のため、原作1年~2年後の話です。
誰にでも何気ない言葉や行動に救われる瞬間があって、それをくれる人がもしお互いにとって一番に近くにいてくれる存在だったなら、そんな幸福はないだろうなぁと思いながら書きました。ミスタは自分の感情を深く咀嚼しない性格だからこそ、喜びの理由に鈍感だといいなぁ! ……いいのだろうか?
そして何年も使う使う詐欺をしていた洋名をようやく導入できてホッとしました(笑)

埋み火 / レオーネ・アバッキオ / 5部

アバッキオは幸福や喜びを感じることに罪悪感を抱いているはずで、そんな彼がもし落ち着いてそばにいられる女性と出会ったら、そしてもし、その女性に好かれてしまったら……どんなに心に傷を負っても、人は人と関わらずには生きていけなくて、きっとどこかを好いてしまっている。そんなアバッキオが書きたかったのです。

かたみの色 / 岸辺露伴 / 4部

定番中の定番なんですが、記憶を失う話を書いてみたかったのです。動かないシリーズの「ルーヴル」のように、恋慕を素直に受け入れている露伴がいたら、どんな風に歩み寄って行くんだろうと考えて、もの凄く悩ましい人になりました。人嫌いだからこそ、信頼したらずっと待っていそうに思います。
別人だと言われたら、黙って地面に蹲って、小さくなるしかないのです……力不足ですみません。

声よ、めくらの声よ / モハメド・アヴドゥル / 3部

「落花生実る」の続編でした。当初からここまでは書きたいと思っていたので、続けて上げられて良かったです。大切だという思いで遠慮をし合う内に、徐々に食い違いが重なって、すれ違ってしまう過程が書けていたらなと思います。
アヴドゥルのプロポーズって、なんだかぎこちなくて不器用な気がして、想像して楽しかったです。

落花生実る / モハメド・アヴドゥル / 3部

スタクルで何かラブコメが書きたいなぁと妄想していたところ、一等先に浮かんだのが、アヴドゥルが慌てふためく話でした。ジョセフと磁石でくっつく本編があるだけに、振り回されるアヴドゥルは書いていて面白かったです!
対等に付き合える人間とは、とことん悪友のような口調でいそうだなぁと、頼もしくてノリの良いアヴドゥルにわくわくが止まりません……! いつか他のキャラクターも書けたらと思います。

それぞれのかたち / ジャン=ピエール・ポルナレフ / 3部

「ドラマティック・モーション」の続きでした。更新した直後に書いていたものだったので、ようやく上げられて良かったです。
大団円があれば、どこかにその代わりに失うものもあり、寂しさを抱える人たちが自分を見つめる話を書けていたらと思います。

嘘つきたちのくちびる / 5部

アンケートでお名前頂いたので、「嘘」「キス」「勘違い」をテーマに、新生パッショーネの3人に挑戦してみました。勘違いネタは好きなのですが、サラダに添えられたパセリ程度になりました(笑)無念! でも楽しかったです。
3人の短編ということで、タイトルはイタリアの三色旗をモチーフにしてみました。
#ミントのままではいられない / ジョルノ・ジョバァーナ
げんなりしているジョルノを書きたい!という衝動から出来上がりました。“女性”にいいイメージを持っていなそうなので、惚れたら困惑していそうな気がします。
#ましろの空気 / グイード・ミスタ
ジョルノの流れから、巻き込まれて慌てふためくミスタがメインでした。5部で一番一途な男の印象があったので、軽薄そうなノリとのギャップがいいなと思います。
#血潮はぜんぶ知っている / パンナコッタ・フーゴ
何度も何度も書きなおしてようやく完成しました! 他二人の2倍の長さになってしまったものの、何だかんだで一番書いていて生き生きしていた気がします(笑)似たもの同士は放っておけない性格だろうなぁと思いながら打ち込みました。

風鈴の音 / 岸辺露伴 / 4部

4部読後当初から何話か試作的に書いていた、ホラーテイストの短編です。短編ごとに更に主人公を用意する、大筋(世界観)と小見出し(短編)を意識した話を書いてみたいと思ったのがきっかけだったので、また書けたらいいなと思います。
赤の他人が強制的に巻き込まれるドタバタ劇と微妙な距離感が大好きです!

鍵待ち夜話 / ブローノ・ブチャラティ / 5部

今回のテーマは「恋のすれ違い」でした。信頼や友情よりも何よりも恋! を前面に押し出しました。とにかくずるいブチャラティが書きたかった。予定より長くなりすぎてしまったのが悔しいです。
タイトルを「夜話」にしたのは、頑張ってハッピーエンドにしよう! という意気込みの表れです。あとで二人が笑って語り合える位の結びにしたかったのですが、ちゃんとなっているでしょうか。

唖も雄弁に / 虹村億泰 / 4部

久々にバレンタインの話を書きました。アンケートで億泰の名前を頂いたので、キャラクターを掴むためにも一度書いてみよう! とバレンタイン前日に悩みながら打ち込みました。
億泰は4部一仲間意識が強そうなので、一度好かれたら仲間と認めてとことん気を許しそうな印象があります。

初恋 / 空条承太郎 / 3部

旅で初めて何かを失った承太郎の変化を書きたかったのがきっかけです。これもジョジョ取り扱い当初に着手した話でした。6部を読んでいると、3部時点より飛び抜けて不器用な人になっているんだな、と思いました。
花京院の死が承太郎とポルナレフに与えたものは大きかったので、どうしても変えたくなくて、それでも幸せな姿を書きたかったために少しファンタジーチックになってしまいました。

ドラマティック・モーション / ジャン=ピエール・ポルナレフ / 3部

こういう奔放なヒロインを書いたことがないなぁと思い、女性に翻弄されるポルナレフも格好いいんじゃない!? と打ち込みました。ポルナレフが女性に惚れられているだけでニヤケが止まらないです。
ジョジョ取り扱い当初に着手した話だったのですが、文化圏の違いに想像が膨らまず、難産でした。続きも書きたいです。

雪のまほら / ジャン=ピエール・ポルナレフ / 3部

当初ショートショートのつもりでプロットを組んでいたのですが、思うことが多かったので全て詰め込んでいたらいつもの長さになってしまいました。
いつも明るいポルナレフがセンチメンタルになる日があるとするなら、クリスマスなのかな、と思いました。

ペンの先では熱が待つ / 岸辺露伴 / 4部

家政婦シリーズ第五弾。動物園デートでした。この話が書きたくてシリーズ化したようなものだったので、とても楽しかったです。楽しかった……楽しかった……!
冬に書く話じゃなかったなぁと思いつつも、夏をテーマにした話なので、まったり季節を思い出しながら楽しみたいです。

町には魔物が潜む / 岸辺露伴 / 4部

家政婦シリーズ第四弾。巻き込まれる康一は、書いていて楽しかったです。デジタル一眼レフが高価だった時代を懐かしみました。今ではフィルムの方が少ないですね。

夏の影には乙女が宿る / 岸辺露伴 / 4部

家政婦シリーズ第三弾。恋をする過程が好きなので、シリーズにしてみようと思いました。ジョジョでは何か共感があってからの恋を書くことが多いのですが、不意に理由もなく惚れてしまう恋をテーマにしたいと思いました。二人を追いながら、ほのぼのとしたものを書いて行きたいです。

ブルースよ歌ってくれ / 東方仗助 / 4部

幼馴染に振り回される仗助を書きたくて、手を出しました。続き物にするつもりだったので、いつもより締めを中途半端で終わらせました。仗助では、恋愛より日常を書けたらいいなと思っています。

帰途はあまやかに / ナランチャ・ギルガ / 5部

「ロマンスへ行かせて」のナランチャ視点として書きました。ナランチャは弱者にすぐ同情してしまうという点で、ギャングには向いていない気がしました。命令よりも、誰よりも人の気持ちで動いているような人物なのかもしれません。

ロマンスへ行かせて / ナランチャ・ギルガ / 5部

ナランチャはチームで一番態度がチンピラ臭くてすぐに喧嘩腰になるので、怖がられる姿を書いてみたいなぁと思ったのがきっかけです。とにかく一般人には怖がられたり、遠巻きにされるという印象が、ナランチャにはあります。
でもブチャラティを目指すナランチャは、普段は絶対に女の子を脅したりなんかしないでしょう! まだ恋も態度も未熟な姿を書きたかったのです。

瞼の裏のララバイ / 花京院典明 / 3部

どうして花京院がジョースター一行の旅に参加しようと思ったのか、自分なりに考えてみたいと思い書きました。本編での描写も少ないので、どんな決意があったのか色々と想像してしまいます。
本編で最後に両親のことを思い浮かべたシーンは、やっぱり彼の生い立ちを考えるのにとても心に残りました。

22時には鐘が鳴る / 岸辺露伴 / 4部

「鏡にはほんとうが住む」の続き。露伴はギャップが魅力だと思っていたので、前作での「可愛い」ギャップから、今回は不意に「格好いい」と思ってしまうギャップを目指して書きました。しかし動かしたくて日常多めに……!
気が向いたらまた続きも書いてみたいです。

はざまの騎士 / ジャン=ピエール・ポルナレフ / 5部

「どうか手を」の続編として書きました。想い合うあまりに覚悟が崩れてしまう瞬間を、プラトニックの崩壊として表現したかったために、描写はあまりぼかさず書こうと決めていたのですが、やっぱりちょっと恥ずかしかったです。
できたらいつか救いたいなぁと思っています。

どうか手を / ジャン=ピエール・ポルナレフ / 3部

縁を特別に思っているポルナレフにとって、恋は幸せの象徴だと思います。だからこそ一線を引こうとするポルナレフの覚悟を書きたいと思いました。
相手のために身を引く姿は、女性にとっては誰よりも男らしいなぁと思っています。

ノックの音が聞こえたか / 岸辺露伴 / 4部

「鏡にはほんとうが住む」とは別の家政婦と露伴の話も思いついていたので、書ける内に書いておこうと同時に打ち込みました。急いで書いたので描写は短めですが、書いていてとても楽しかったです!

鏡にはほんとうが住む / 岸辺露伴 / 4部

露伴はしょっちゅう人をからかって遊んでいそうだなぁと思います。何も背負わず自分のためだけに自由奔放に子供らしく生きているので、露伴のそういうところはとても好きです。それを見守る女性がいればなぁと思いながら書きました。

娘がえり / ジャン=ピエール・ポルナレフ / 3部

妹の死後、仇を追うポルナレフがジョースター一行と出会うまでの本編前の一コマを、何も知らない一般人の視点で書いてみたいと思いました。
主人公の恋心や自分自身に向き合う話が表面のテーマですが、ポルナレフがどういった気持ちで旅をして、自分の身の上を明るく話して振舞っているか。そういったことを想像したいなぁと思いながら書きました。